作業者が快適に作業できる空間にするためには

クリーンルームは、室内で扱う製品や機械だけでなく作業者の安全も確保するために快適な環境境を作る事が大切です。外気が常に入らないクリーンルーム内は室温や湿度が高くなりがちで、室内ではクリーン服を衣服の上から着用することもあるのでさらに暑く感じる場合もあります。

工場の新設に合わせてクリーンルームを導入する場合や、元々エアコン等で快適な室温が整っている環境の場所にクリーンルームを設置する場合、その空気をクリーンルーム内に取り込むため特に問題ありません。

しかし倉庫のように空調設備が整っていない、そもそも空調がない場所に後付けでクリーンルームを導入したい場合もあるかと思います。

そんなとき、どのようにして空調設備を整えればよいのでしょうか。

一般的なエアコンは直接クリーンルームに取り付けられない

まず、クリーンルーム内に直接一般的なエアコンを取り付けることはできません。
なぜなら…

  • 一般的なエアコンはクリーンルームに適したフィルターを搭載していないため、塵埃をフィルターで取りきれず、そのまま空気中に吐き出してしまう
  • フィルター自体が発塵してしまい、発塵したものが一緒に部屋内に流れ込んでしまう
  • 吸い込んだ部屋の中の塵埃を循環させてしまうことがある

といった通常の生活環境にはない問題点があるからです。

クリーンルーム外に空調を取り付けてその空気をルーム内に取り込むこともできますが、クリーンルームの室温管理をしたいだけの場合、ルーム外の建物全体に空調を取り付けるのは効率が悪く電気代も高くなってしまいます。

また、設置する場所とクリーンルーム内で保ちたい室温が異なる場合もあります。その際はクリーンルーム用のエアコンを設置することもできますが、一般空調に比べると高性能な分コストもかかってしまいます。

E-room+では既設設備や一般的なエアコンを活用することでコストを抑えながら快適な室温も保てる簡易クリーンルームを多数製作してきました。

既設設備や一般的なエアコンを活用

E-Room+ではルームの仕様や設置場所に応じて、ピッタリな空調設備の取り付け方法をご提案することができます。

例えば一般空調にダクトホースをつないでFFUを介してルーム内に空調された空気を効率よくルーム内に送ることができる仕様にするなど、他多数の事例がございますのでお気軽にご相談ください。

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